留学生が日本(札幌・函館)で家族と一緒に暮らすためには、事前に準備や手続きが必要です。

住居の確保

北海道大学の一部の留学生宿舎外国人研究者宿舎には夫婦室や家族室があります。住みたい人は、入学予定の学部や大学院の教務担当に希望を伝えて申請してください。
宿舎に空室がない場合は、自分で民間のアパートなどを探さなければなりません。このために、最初は単身で来日し、宿舎などを確保してから家族を呼び寄せる人もいます。

ビザの取得

多くの場合、留学生や研究者の家族は「家族滞在(Dependent)」ビザが必要です。詳しくは下記の「家族の査証(ビザ)」をお読みください。扶養家族が「短期滞在(Temporary visitor)」(通称「観光ビザ」)で入国した場合、日本国内で「家族滞在」の在留資格に変更することは難しいので十分に注意してください。詳しくは「家族の査証(ビザ)」のページをご覧ください。

保育園

日本では、0歳から小学校入学(6歳)までの子供を預けることのできる児童福祉施設である「保育園」が慢性的に不足し、社会問題化しています。とくに都市部では保育園の不足は深刻な状況で、たくさんの待機児童(保育園に入所できない子供たち)が発生しています。保育園などに空きがない場合、乳幼児を預けて学習・研究をすることができなくなる可能性があることを知っておいてください。
北海道大学の運営する保育施設は札幌に3か所ありますが、ほぼ常に満員です。
また、日本には3歳以上の幼児の教育施設である「幼稚園」もありますが、ほとんどの施設で保育園よりも一日の保育時間が短いため、利用目的に合った施設であるか個別に確認が必要です。

 
保育園や幼稚園探しの情報収集や問い合わせは、原則として、乳幼児の保護者である留学生が行う必要があります。
子供の入所は主に4月からで、申し込みは11月です。4月以外の時期に申し込むこともできますが、決定までに2か月以上かかります。また、申し込みの時点で保育園のある地域に住んでいる必要があります。
 
保育所にすぐ入れないときのために、配偶者など子育てに協力でき、交代で育児分担できる人がいることが望ましいです。
さらに、保育園や幼稚園に入所できても、その後もずっと、入所後のいろいろな連絡事項や、子供たちの日常のトラブル・ケガなどの報告事項など、親である留学生が対応することが必ずあります。留学生本人または帯同の保護者のどちらかに、ある程度日本語での意思疎通ができる能力や、学習・研究との調整などの努力が求められます。
日本語があまりできない留学生が保育所に申し込みを行うことはかなり難しいですが、区役所や保育園などからの説明や書類について、理解不足を補ったり、正しく理解したりするために、札幌国際プラザや女性研究者支援室などが通訳サービスを用意していますので、不安があるときは相談してみましょう。
小さな子供がいる方は、留学に子供を連れて行っても大丈夫か、入学予定の学部や大学院の教務担当や指導教員に事前によく相談しましょう。
参考:
札幌国際プラザ多文化交流部
子育て支援
資料「札幌市でこどもをあずけるには」(PDF)
さっぽろコミュニティ通訳
北海道大学女性研究者支援室 同行通訳支援
札幌市子育て未来局
函館市 保育所・認定こども園(保育所部分)を利用するときの手続き

学校

子供を日本の学校に入学させたい場合、まずは入学予定の学部や大学院の教務担当や指導教官に相談しましょう。

そのうえで、公立学校であれば居住地の教育委員会に、インターナショナルスクールを含む私立学校であればその学校に問い合わせましょう。

仕事

留学生や研究者の家族は、家族滞在ビザの保有者であれば、日本でパートタイムの仕事をして収入を得ることができますが、働ける時間数などには条件があります。出入国在留管理局で必ず確認しましょう。

コミュニティ

留学生本人や家族の支援のために、交流支援団体や札幌市・函館市などの自治体が交流イベント、日本語教室、相談、情報提供などを行っています。
北海道大学国際婦人交流会
札幌国際プラザ多文化交流部 交流サロン

函館市 在住外国人の方への情報
その他の団体については「関連機関リンク」をご覧ください。