国民健康保険

日本には、医療費の負担を軽減するための医療保険制度があります。留学生も全員、国民健康保険に加入する必要があります。

加入手続き

【登録場所】住んでいる地域の市・区役所

【必要書類等】

パスポート、在留カードなどの本人確認のできる身分証明書

※住所の変更や、氏名が変わった等の変更が生じた場合は14日以内に区役所に届けてください

※帰国するときは健康保険証の返却と保険料の清算が必要です。必ず区役所に届けてください。

保険証

加入手続きをすると、保険証が各自に1枚ずつ発行されます。

病院に行くとき、受付窓口で保険証を提示すれば、実際にかかる医療費の30%の支払で治療を受けられます。ただし、健康診断、予防接種、通常の出産の場合は、病気やけがの治療ではないため、健康保険は提供されず費用は全額自己負担となります。

保険証は毎年8月に更新されます。新しい保険証は7月下旬頃自宅に郵送で届きます。

保険料

保険料は家族の人数や収入によって異なります。

日本で前年の収入がない場合、1年間の保険料は単身者20,000円、夫婦30,000円程度です。アルバイト等により収入が増えれば、翌年の保険料が高くなる場合があります。

保険料と納付時期について通知書が送付されます。保険料を滞納すると延滞金がかかりますので、必ず期日までに支払いましょう。

保険料は区役所や銀行の窓口で納付できます。また、預金口座から保険料を自動的に納付する方法もあります。

保険料は毎年改定されます。前年の収入が低い場合には、保険料を減額する制度があります。詳しくは区役所にお問合せください。

高額療養費制度、給付金

手術などの入院で高額な医療費がかかる予定がある場合、手続きを行えば費用が軽減される場合があります。

出産を予定している場合、出産育児一時金が支給されます。

いずれの場合も、詳しくは、お住まいの区の区役所にご相談ください。

学生教育研究災害傷害保険(略称「学研災(がっけんさい)」)
学研災付帯賠償責任保険(略称「付帯賠責(ふたいばいせき)」)

日本で安心して教育研究活動及び学生生活をおくるためには,災害や不慮の事故への十分な備えが不可欠です。

北海道大学では,教育研究活動中における不慮の災害・事故に対する補償制度として,公益財団法人日本国際教育支援協会が取り扱う「学生教育研究災害傷害保険」(学研災)及び「学研災付帯賠償責任保険」(付帯賠責)を導入しており、とくに「学研災」については学生全員が加入するよう強く推奨しています。

学生を対象にした保険は他にもありますが,学研災と付帯賠責は,大学の教育・研究活動に沿った補償制度であり,保険料も低額に設定されています。

参考:各種保険と年金について

また、交換留学・短期留学を含む留学生については、付帯賠責の代わりに、留学生向けに特別に設定された「インバウンド付帯学総(ふたいがくそう)」も利用できます。

外国人留学生向け学研災付帯学生生活総合保険

Comprehensive Insurance for Students Lives Coupled with “Gakkensai” for International Students(略称:インバウンド付帯学総 ”Inbound futai-gakuso”)

http://www.jees.or.jp/gakkensai/inbound.htm

どの保険が適切かは、所属学部の教務担当や、参加する留学プログラムの担当者にご相談ください。

保険の種類によっては、加入していると、以下のようなときに費用負担が軽減する可能性があります。

  • 通学中に雪道で滑って転び、骨折して多額の治療費が必要になった
  • 病気のため一時帰国したいが、家族の付き添いが必要で、多額の航空券代がかかる
  • 自転車で他の学生にぶつかって怪我をさせてしまい、医療費と賠償金を請求された

その他の保険

上記の保険は原則として、日本への渡航中は対象外です。移動中の安全を保証する海外旅行保険などにも別途加入しましょう。

また、民間アパートに住む場合に必要な保険については、「アパート」のページでご確認ください。