多文化交流科目

多文化交流科目とは

「多文化交流科目」は、北海道大学で2013年度より提供を開始した、留学生と日本人学生がともに、原則として日本語で学ぶ、問題解決型・プロジェクト型の授業群です。一定数の留学生と日本人学生が一つの教室で授業を受けるという状況を前提としているため、下記の形態で提供しています。
日本人学生は、全学教育科目・一般教育演習(フレッシュマンセミナー)に位置づけられる「多文化交流科目」を履修します。一方、留学生は、一部の交換留学生をのぞき、グローバル教育推進センターが提供する日本語科目の超上級に位置付けられる「多文化交流科目」を履修します。この留学生向け「多文化交流科目」は、日本語科目に位置づけられているものの、日本語そのものの能力の向上を目的とした科目ではありません。しかし、授業内で日本語母語話者と協働する上では一定程度の日本語力が求められるため、グローバル教育推進センターが実施する事前のプレースメントテストの受験により、その判定を行っています。
日本人学生・留学生それぞれの受講者数は、各授業担当者が決めるため、授業によってちがいます。ただし、基本的には、日本人学生対留学生の比率が一対一になるように計画されています。一般的には、一般教育演習の上限人数23名を考慮し、10名・10名で構成されます。

多文化交流科目の制度設計

育成を目指すスキル

多文化交流科目は大きく、「課題を認識する」「ともに考える」「解決に向け実行する」の三つの科目群に分けることができます。各科目群では、次のようなスキルの育成を目指しています。留学生にとっては、これらのスキルのほかに、日本語力が加わります。
もちろん、これらの区分に従い示される「スキル」は横断的なものであり、特定の授業で特定のスキルのみの育成を目指すとは断言できません。しかし、学生が授業の履修に際し、各授業での活動のイメージを膨らませるとともに、自己評価の材料として活用してもらえるよう、便宜的に各区分にそれぞれの科目を配置し、公表しています。

多文化交流科目の構造と育成を目指すスキル

開講科目一覧

2018年度1学期

日本社会から見るグローバル課題 山田智久
札幌を「フィールドワーク」する 青木麻衣子
「国際交流」を考える 青木麻衣子
文化としての日本マンガ 小林由子
日本語のバリエーション 鄭惠先
アカデミック・プレゼンテーション 山田智久
「国際交流」を実践する 青木麻衣子
考え方の技術 小林由子

 

2018年度2学期

日本社会から見るグローバル課題 山田智久
文化としての日本マンガ 小林由子
日本語のコミュニケーション・スタイル 鄭惠先
北海道大学を発見しよう 朴炫貞

奥本素子

古澤輝由

感染症、拠点作りとネットワーク形成のシュミレーション演習 小華和柾志
実践!私たちがつくる共生社会in札幌 式部絢子
グローバルキャリアセミナー

-グローバルキャリアパスを描く

式部絢子
アカデミック・プレゼンテーション 山田智久
香港大学とのオンライン協働学習

-世界の課題を考える-

鄭惠先
韓国協定校とのオンライン協働学習

-世界の課題を考える-

鄭惠先
考え方の技術 小林由子

関連イベント

【2016年度】
・ 多文化交流科目シンポジウム2016
留学生と日本人学生がともに学ぶ「多文化交流科目」を考える2016
日時:2017年2月18日(土)・19日(日)
場所:国際連携機構 大講義室209
講師:益川弘如(静岡大学)

【2015年度】
・多文化交流科目シンポジウム
留学生と日本人学生がともに学ぶ『多文化交流科目』を考える―理論と実践―
日時:2016年2月27日(土)・28日(日)
場所:国際本部 大講義室 209
講師:堀江未来(立命館大学)
北出慶子(立命館大学)
虫明美喜(東北多文化アカデミー)
足立祐子 (新潟大学)

【2014年度】
・多文化交流科目シンポジウム
留学生と日本人学生がともに学ぶ『多文化交流科目』を考える」
日時:2015年2月21(土)~22日(日)
場所:国際本部 大講義室
講師:松尾知明(国立教育政策研究所・総括研究官)
山田泉(法政大学)
Dr. Craig Whitsed 氏(オーストラリア・マードック大学)
小河原義朗・青木麻衣子・鄭惠先・妙木忍(北大留学生センター教員)

・多文化交流科目 講演会
「メルボルン・モデル:オーストラリアの高等教育改革」
日時:2014年11月8日
場所:国際本部大講義室
講師:Associate Professor Sophie Arkoudis, Dr.Chi Baik(オーストラリア・メルボルン大学)

・多文化交流科目 学内FD
「アクティブ・ラーニングと学習評価」
日時:2014年8月25日
場所:国際本部大講義室
講師:佐藤浩章先生(大阪大学)

刊行物

・「特集 留学生と日本人学生がともに日本語で学ぶ『多文化交流科目』の創設」(『北海道大学留学生センター紀要』第18号,2014年12月

・『国際本部留学生センター ブックレット1 留学生と日本人学生がともに学ぶ「多文化交流科目」を考える』(2015年9月)

『多文化交流科目 教職員用手引き』(2016年3月)

多文化交流科目 開講科目一覧チラシ(2015年度)

多文化交流科目 開講科目一覧チラシ(2016年度)