交換留学全般について

 

[Q1]交換留学と私費留学の違いは?

<A1>一番の大きな違いは費用です。また、交換留学の場合、大学の専門科目を履修し、留学先大学で取得した単位が所属部局の判断により認定されます。また派遣前オリエンテーション、安全・危機管理などのサポートがありますが、私費留学の場合、全ての事を自分で行わなければなりませんし、「海外留学支援制度(協定派遣)」などの交換留学のための奨学金は応募することができません。詳しくは「交換留学」を参照下さい。

[Q2]留学先大学についてはどうやって調べれば良いのか

<A2>留学先大学についての情報は、インターネット等を活用し、基本的に自分で調べます。留学情報収集は、留学の第一歩です。何かアドバイスが必要な時には、国際交流課がサポートしますのでご相談下さい。

[Q3]留学先国はどの様に選択するのか

<A3>選択の基準として、下記の様な事が挙げられます。

1. 英語圏か非英語圏か
2. その国で何を学びたいか、どうしてその国なのか
3. 留学費用(物価の高い国、低い国によってかかる費用が異なる)
4. 安全性

[Q4]交換留学で滞在できる期間はどれくらいか

<A4>交換留学で留学する場合の滞在期間は、3~4ヶ月(1学期)から最長で1年です。交換留学の場合は、原則として1年以上の滞在は認められません。

[Q5]何年次に留学をするのが良いか

<A5>以下の例は、文系の例(経済学部)です。カリキュラムや単位の取扱いは、それぞれの学部・研究科等で異なりますので、あくまでも留学計画を立てる際の参考として使って下さい。理系については、各コンタクト・パーソンに直接お問いあわせください。なお、(+)はメリットを、(-)はデメリットを表しています。

[文系の例]
【1-2年次からの留学】→推奨
(+)通年の演習がないため、交換留学なら留年しない可能性がある。留学経験は、研究室選択の基礎になりうる。
(-)指導教員の助言を受けられず、語学や教養科目しか履修できない。1年留学すれば、卒業も1年延びるのが一般的。交換留学を3年次以上に限定する受入大学もある。

【3年次前期を含む留学】→要注意
(-)2年次後期に研究室を選択し、3年次に専門研究を開始する学部では、2年次に留学し、留学後に研究室を選択するか、逆に研究室で十分な指導を受けた後に留学することを勧める。

【3年次後期からの留学】→推奨
(+)指導教員の助言を受け、留学先で専門科目を履修できる。交換留学中の演習単位が認定される学部では、半年の留学なら、留年しない可能性が高い。留学経験は、卒業後の進路の基礎になりうる。
(-)1年の留学なら、帰国直後に卒業単位と進学・就職を確保できない限り、5年次卒業が一般的。半年の留学でも、単位と進路決定が4年次卒業の条件。

【4年次前期からの留学】→推奨
(+)3年次後期からとほぼ同条件だが、北大での通年科目履修や私費留学(休学なら北大学費は不要)には都合が良い。
(-)3年次後期からとほぼ同条件だが、欧米の大学の学期(9月始まり)、就職活動(春~夏)、大学院入試(夏/春)の時期により注意が必要。

【4年次後期からの留学】→要注意
(+)交換留学中の演習単位が認定される学部では、半年の留学なら、留年しない可能性が高い。
(-)半年の留学では、留学前の進路決定・卒業単位取得・卒業論文完成が、4年次卒業の条件。他方、1年の留学後、翌春の就職活動を待つと、卒業が最大2年遅れうる。大学院に進学するならそれを回避できるが、指導教員との事前相談・準備が必要。

【大学院生の留学】→修士1-2年次は学部3-4年次に準じる。詳細は指導教員と相談すること。

[Q6]留学中の生活費はどのくらいかかるか

<A6>留学中の生活費は国によっても違いますし、 同じ国の中でも住む地域によって異なります。また、消費行動のスタイルにより個人差もありますし、性別によっても違いがあります。
以下はあくまでも交換留学の場合の参考例です。 なお、語学研修・正規留学等される場合には、別途授業料等が必要となりますので留学予定の機関に確認してください。

[Q7]大学院生も交換留学できるのか

<A7>大学院生(修士・博士)も交換留学に申請することは可能です。ただし、申請前に自分の専攻にあった指導教官を見つけるために協定大学と交渉する必要があります(博士(後期)課程のみ)。交渉は可能な限り自分で行ってください。過去に応募した博士(後期)課程学生の中に留学先大学の指導教員の内諾を得られず、留学できなかった方が数名います。交渉はできるだけ早い時期から始め、協定大学の正規課程の締切前に内諾を得てください。内諾を得られない場合には、交換留学が取り消しになることがあります。

[Q8]留学生でも交換留学に応募できるか

<A8>北大の正規学生であれば、留学生でも交換留学に応募することは可能ですが、国費留学生が応募することはできません。

 

交換留学の応募・留学準備について

 

[Q1]交換留学に応募する際に注意すべきことは何か

<A1>北大の協定大学の中には、外務省の海外安全HPに「危険レベル」が出る可能性のある国・地域が含まれています。具体的には、留学都市または発着都市が「十分注意してください」(レベル1)と警告されている国・地域への留学を希望する方(特に学部生)は申請にあたって以下の3条件をすべて満たす必要があります。

1.途上国での経験を有すること
2.十分なコミュニケーション能力があること
3.留学中に研究室の十分なサポート体制があること

危険情報が出ている国へ留学を希望する場合には、事前に国際交流課にご相談ください。

[Q2]求められる語学スコアはいつまでに取ればよいのか

<A2>交換留学の場合は、交換留学応募書類の提出締切日までに要求されるスコアを提出しなくてはいけません。
期日までにスコアの提出が間に合わない場合であっても、インターネット上などでスコアが確認できる場合は、そちらをPDF化して提出し、公式の証明書が入手できる日にちをお知らせください。また、証明書入手後は速やかに提出してください。

[Q3]交換留学の選考基準は何か

<A3>選考は、まず協定大学の要件(語学スコア等)を満たしていることに加え、大学の成績、履修計画、志望動機・目的、指導教員の推薦書等の結果を総合して行います。

[Q4]交換留学の候補者に決定された後にはどんな手続きが必要か

<A4>
【協定大学への申請手続き】
交換留学の候補者決定通知を受け取った後(メールでの内示を含む)、協定大学への申請手続きが始まります。協定大学への申請手続きは大学によって申請締切日が異なりますので、担当者から皆さんに個別に連絡します。連絡を受けたら速やかに申請書類を作成し(オンライン含む)期限までに必要書類を提出してください(ウェブサイトでの登録のみの大学もあります)。大学への申請後、通常2~3ヶ月程度で入学許可書が届きます。

【ビザ(査証)の申請】
入学許可書が届いたら大使館等で留学ビザの申請手続きを行います。ドイツ等一部の国を除いて必ずビザ申請をする必要があります。ビザの申請から発給までは時間がかかりますので、入学許可書が届いたらすぐに申請できるようあらかじめ提出書類を準備してください。特に、7月・8月は語学研修ビザの申請が増加し、大使館等が繁忙期に入りますので、その時期はなるべく避けるようにしてください。ビザ申請に必要な提出書類は各大使館等のHPに掲載されています。
また、留学後に「滞在許可書」の取得が必要な国もあり、国によっては戸籍謄本等をあらかじめ現地語に翻訳する必要があります。こちらも、各大使館等のHPに情報が掲載されていますので、留学してから慌てないよう事前に準備して行ってください。
加えて、日本学生支援機構の海外留学支援サイトにも、ビザ取得に関する詳しい情報が掲載されています。是非、ご覧になってください。(ホーム>よくある質問集>出発までの準備と現地の生活情報)

【航空券の手配】
ビザ(査証)が取得できたら航空券を購入します。航空券は北大生協、旅行代理店、インターネット等で検索し、自分で手配してください。海外旅行の航空券は、申込みが早ければ早いほど安価に購入できますのでビザ取得前に手配することも可能です。しかし、格安航空券を購入した場合には、予定の変更ができず、ビザの発給が遅れた場合など一旦キャンセルして買い直さなければならないなどリスクが伴うことを十分理解してください。

【寮の申請】
寮の申請については、入学許可申請と同時に行う大学と別々に行う大学(入学許可書発給後に行う等)の2種類があります。大学によって対応が異なりますので詳細については担当者から説明します。

【留学中の保険について】
大学によっては、国の法律によりその国または大学の保険に加入することが義務づけられている場合もあります。それ以外の場合には、万一の事故や盗難等に備えて必ず海外留学保険「学研災付帯 海外留学保険(付帯海学)」及び海外留学安全対策協議会(JCSOS)が提供する「危機管理保険(J-TAS)」に加入していただきます。保険料は、留学期間によって異なりますが、1年間の留学の場合、約10~12万円程度です。詳細は、保険加入ページをご覧ください。

【予防接種について】
FORTH(厚生労働省検疫所)は、海外渡航者のための感染症情報を提供するほか、海外渡航に伴って必要となる予防接種の情報を提供しています。同HPには国別・地域別に検討すべき予防接種の種類の目安が掲載されており、どのようなスケジュールで接種を行うべきか計画を立てることが可能です。例えば、アジア、アフリカ、中南米に存在するA型肝炎は渡航前に最低2回(初回接種から2~4週間後が2回目)接種する必要がありますので早い段階から接種を始めなければなりません。
札幌市では、市立札幌病院等で予防接種を実施していますが、種類によっては予約が必要な場合もありますので事前に確認してください。なお、検討すべき予防接種の種類については、留学先のみならず、第三国を経由して渡航する場合・帰国する場合には、経由地にも注意を払ってください。

【交換留学生派遣前オリエンテーション】
すべての交換留学生は、このオリエンテーションに参加しなければ留学することを認めません。オリエンテーションでは、現地での心構えや出発前にやっておくべきこと、危機管理についてなど重要な事項を説明します。また、前年度に留学した留学体験者や、協定大学から留学している外国人留学生も参加し、様々なアドバイスをもらえます。

【北海道大学交換留学誓約書の提出について】
すべての交換留学生は、留学前に「北海道大学交換留学誓約書」を提出し、その写しを留学先に持参しなければなりません。誓約事は13項目からなっており、誓約事項に違反した揚合には、交換留学生の資格を取り消され、交換留学が中止もしくは中断となったり、奨学金の支給停止、返還等、北海道大学からの支援を打ち切られ、処罰の対象となる場合があります。交換留学生は大学の代表として留学することを自覚し、単位取得や危険行動を慎み、常に報告・相談を怠らないなど、必要な義務を果たすよう努めてください。

交換留学中のことについて

 

[Q1] 交換留学先ではどんな授業をとることになるのか

<A1>基本的には留学先で開講されている正規の授業を現地の学生と一緒に履修することになります。留学生ということで特別な扱いは受けませんが、オフィス・アワーやメールを利用して授業担当教員と個別相談したり、留学生アドバイザーに相談するなど様々なアカデミック・サポートを受けることができます。

[Q2] 留学先で自分の専門以外の授業を取れるか

<A2>専門以外の授業を取ることも可能ですが、その場合帰国してから北大の単位として認定されない場合があります。留学前にあらかじめ指導教員・教務担当と相談し、単位として認定されることを確認してから出発してください。なお、スポーツ・芸術関係の科目(専門でない場合)も履修することは可能ですが、交換留学生として常識の範囲内で履修するように留意してください(専門科目の他、1科目程度)。

[Q3] 留学先で取得した単位はすべて認定されるのか

<A3>留学先で取得した単位の認定は、所属部局の判断で行われます。そのために留学先から持ち帰ったシラバス・ノート等の提出を求められる場合があります。それぞれの部局の対応については指導教員及び教務担当に事前に確認してください。

[Q4] 留学すると必ず留年するのか?

<A4>留学先で取得した単位の認定や進級、卒業要件により異なるため、必ず留年が決定しているものではありません。指導教員及び教務担当と相談、確認を行ってください。

交換留学から帰国した後について

 

[Q1] 交換留学生として派遣された場合、帰国後に果たさなければならない義務はあるか

<A1>交換留学生として派遣された場合には、帰国後「交換留学報告書」の提出をお願いしています。この報告書の内容は、本ウェブサイトの留学体験談のページ等に掲載され、留学を希望する後輩の参考にさせていただきます。
また、義務ではありませんが、年に数回開催される留学説明会にゲストとして来ていただき、留学体験談を発表してもらったり、オープンキャンパスで高校生(入学希望者)との座談会に出席してもらったりと様々なご協力をお願いしています。なお、可能な限り、自分が留学した大学への留学希望者に対してアドバイスをしたりとコンタクト・パーソンとしての役割もお願いすることになります。この活動は、留学終了後だけではなく留学中にもお願いする場合がありますので是非ご協力ください。

交換留学以外の留学プログラムについて

 

[Q1]個別相談では、交換留学以外の相談も受付けてくれるのか

<A1>個別相談は、主に交換留学の相談を中心として行いますが、それ以外の質問にも可能な限りお答えします。事前にメール(jryugaku”AT”oia.hokudai.ac.jp(ATを@に変えて送信してください))で相談内容をお知らせいただけると、資料等を準備できますのでご協力をお願いします。

[Q2]語学研修の情報はどこで得られるのか

<A2>北海道大学で実施する語学研修の情報については、海外短期語学研修(北大サマー・スプリングプログラム)のページ を参照してください。その他の語学研修の情報は、主に北大生協北部トラベルセンター(北大北部会館店内)で紹介しています。

留学中の学籍等について

 

[Q1] 留学中の身分や授業料は

<A1>留学中の身分や授業料の取り扱いは、留学の種類によっても異なります。交換留学に参加する場合には、留学中の授業料を北大に支払う必要があり、身分も「留学」となります。大学を通して応募するプログラムに参加する場合も、基本的には交換留学と同じ扱いですが、プログラムの期間等によっては、身分が「休学」になる場合もあります。詳細については、所属部局の教務担当にお問い合わせください。また、語学研修、その他の留学プログラムに参加する場合についても、所属部局の教務担当にお問い合わせください。
なお、「留学に関する学籍上の取り扱い」として、各学部・研究科等での取り扱いを一覧にしましたので参考にしてください。

大学の危機管理体制について

 

[Q1]大学はどのような危機管理体制をとっているのか

<A1>海外で事件・事故・トラブルが発生した際に備えて、職員が携帯電話を持ち回り、留学中の学生とその家族からの連絡を24時間受け付けています。さらに、学生に対しては以下のことを義務付けています。

・万一の事故や盗難等に備えて、海外留学保険「学研災付帯 海外留学保険(付帯海学)」及び海外留学安全対策協議会(JCSOS)が提供する「危機管理保険(J-TAS)」への加入

<以下は交換留学生のみ>
・「緊急時連絡先届」の提出(国内の連絡先を把握するため)
・「連絡先届」の提出(留学先での連絡先を把握するため)
・留学先国から移動する場合(旅行・一時帰国等)のスケジュールを北大の指導教員・国際交流課・所属部局の教務担当等・緊急時連絡先等に事前に届け出て、許可を得ること

その他

 

[Q1]TOEFL ITPでも留学時の語学基準として認められるか

<A1>認められません。TOEFL ITPはあくまでも「模擬試験」ですので、正式証明であるTOEFL iBTのスコアを申請前に取得して下さい。(「語学試験」参照)

[Q2]海外への大学院進学を希望しているが、どこで情報を集めれば良いのか

<A2>北海道大学のOB/OGによる「海外大学院留学説明会」を年に一度開催しています(2018年度7月と2019年度12月は対面、2020年度7月と2021年度7月はコロナウイルス感染拡大のため、オンラインでの実施。学生の帰国時期によって実施時期が異なる)。この説明会は「米国大学院学生会」という学位留学を志す日本の学生を支援するために、留学生・留学経験者有志によって設立された団体が主催しているものです。本学卒業生から留学の実体験が聞ける機会となっています。
説明会開催のお知らせは、「北大生のための留学ガイド」で確認ください。また、下記サイトからも情報収集が可能です。

○米国大学院学生会            https://gakuiryugaku.net/
○大志を抱け!海外大学院への道      https://bit.ly/32ZtD8Z
○カガクシャネット(理系学生支援サイト) http://www.kagakusha.net/

[Q3] 留学して留年すると、就職活動に不利になるのでは?

<A3>留学して留年したとしても、就職活動で不利になることは多くないと考えられます。逆に留学したからと言って有利になるとも限りませんが、留学した先輩からは、面接などにおいて自分の個性を強調しやすくなったという意見が多く聞かれます。