日本は世界一安全な国と言っても過言ではありません。日本では常識的なことでも、海外では異なる価値観や習慣であることから、思わぬ危険に遭遇してしまう可能性があります。現地の環境が把握できていない「到着直後」や、海外の生活に慣れてきて気が緩みがちな「3ヶ月過ぎ」、「1年目」、「帰国直前」は特に注意すべきタイミングです。以下の点を常に意識し、危険に近づかないようにして下さい!

海外生活での心得

①海外にいると言うことを常に意識し、危険に近づかない
②自分の身は自分で守る
③外見・行動で目立たない、行動を予知されない
④健康管理を怠らない
⑤リスクに関する情報収集に努める
⑥現地の法律を守り、歴史や宗教、文化、風習を理解し尊重する
⑦大学や所属先へ常に自分の所在を明らかにし、連絡がとれるようにする
⑧家族とは定期的に連絡を取合う

注意すべき海外での危険

海外で特に留意すべき主な危機の概要を記載します。渡航先では常に留意するようにして下さい。また、万が一危機が発生した場合は、海外派遣大学、北海道大学国際交流課、JCSOS「海外危機管理サポートデスク」へすぐに連絡・相談して下さい。

ケガ・病気(感染症等)

日本との環境の違いから、体調不良になったり病気、事故などにみまわれる可能性があります。常備薬は予め飲み慣れた薬を日本から持参することをお勧めします。派遣先近郊で、受診可能な病院があるかなどを調査しておくのも良いでしょう。また、感染症については、現地での流行状況と予防方法を外務省ホームページ等で事前調査し備えることが大切です。

盗難・強盗

海外での日本人の事件・事故で、最も件数の多い被害の一つが盗難・強盗などの窃盗による被害です。海外に行くと、日本人は身辺の危機意識も薄いと考えられており、ターゲットとされやすい傾向にあります。

〇歩きながらのスマートフォン操作はしない!
〇リュックサックは前側に、間口の広いバックは避け、ファスナー等がついているものを持つ!
〇現金携帯は最小限にし、持ち歩くときは分散して!
〇夜間の外出、人気のないところは避ける!
〇犯行手口を把握しておく!(※スペイン カタルーニャ州警察提供動画参照「スリ被害」「置き引き被害」「ATM強盗」)
〇海外保険に加入する!

暴動・デモ、テロ、自然災害

暴動・デモ、テロに関して、渡航前に滞在国内の情勢に加えて、政治・宗教的な記念日や重要イベント、国際情勢等の情報収集をしましょう。特に、在外公館からの連絡が随時受信可能な環境にしておくことが大切です。物珍しさで、暴動・デモがおこなわれている場所に近づいたり、テロが起きそうな場所へは不用意に近寄らない事が大切です。もし万が一不測の事態にみまわれた時は落ち着いて行動をとりましょう。(※米国ヒューストン警察提供動画「RUN.HIDE.FIGHT」参照)。また、自然災害に関しても滞在国・地域において発生可能性のある自然災害を把握しておきましょう。

薬物

海外では合法な薬物でも、日本では認められていないケースが多くあります。海外での開放感から、軽い気持ちで使用してしまう事は絶対にやめましょう。また、帰国時等の際、身近な人からでも中身が不確かなものを預かったりしないように気をつけましょう。

メンタルヘルス・ハラスメント

長期間、異文化の中で生活すると、文化や風習、考え方の違い、接し方の違いなどがストレスとなり、精神的に不安定になる場合があります。これは、誰にでも起こりうることです。つらい時は、我慢せずに周囲の人に相談したり、派遣先大学・北海道大学のカウンセラーに相談しましょう。また、文化の違いや価値観の違いからハラスメントの被害を受けるケースも発生しています。ハラスメントは、性暴力の原因となることもありますので、「おかしいな」と思ったら、すぐに派遣先大学や北海道大学のカウンセラーに相談しましょう。

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併せて「留学中の危機管理」や海外での安全管理が見やすくまとまっている「セーフティ・ガイド 海外留学での安全」も熟読しておきましょう!